2021年度

第218回東アジア英語教育研究会

日時:4月17日(土)15:30-17:35(予定)
場所:オンライン開催
参加費:なし
参加方法:参加を希望の方は、参加申込URLより、事前登録をお願いいたします。
参加申込URL:https://forms.gle/NeZqUZGseDVGJsC86


発表1:「科研費プロジェクト:日本の地方文化を発信する大学間協働学習のための通訳案内士インタビュー」 金志佳代子(兵庫県立大学)、津田晶子(中村学園大学)
〔要旨〕
本研究の目的は、国家資格である通訳案内士(英語)を対象とした面接を行い、日本の地方文化に関する知見を得るものである。2019年度後期の4か月間、兵庫県、福岡県、沖縄県の大学生(日本人学生・留学生)がe-mail交換を中心とした大学間協働学習を行ったところ、学生たちが比較的限定された範囲の知識・情報のみをもとに地方文化を英語で発信しようとしていることが明らかになっている。そこで、本研究では、現地の文化にプロフェッショナルとして精通している通訳案内士のうち、兵庫県(含む大阪府在住者)6名、福岡県10名で活動している対象に対して半構造化面接を実施し、それぞれの地域特有の観光名所、祭り、郷土料理、工芸などについての情報収集を行った。その結果、インターネット検索では得られない情報や、文化の異なる外国人観光客への対応方法など、異なる地方文化に暮らす学生同士のe-mailを通じたコミュニケーションにも活用できる多くの情報が得られた。本発表では、通訳案内士へのインタビュー・データを分析した結果をもとに、兵庫県、福岡県のそれぞれの文化的背景について考察するとともに、今後の大学間協働学習の教材となりうる可能性について報告する。


発表2:「絵本を活用した小学校英語教育」 早瀬沙織(中村学園大学)
〔要旨〕
2018年に告示された小学校学習指導要領の改訂により、2020年度より小学校高学年では、外国語が「教科」として実施されている。小学校高学年では、これまで実施されていた外国語活動とは異なり、「活動」から「教科」となり、これまでは「聞くこと」、「話すこと」の2技能を重視してきたが、「読むこと」、「書くこと」の2技能も加わり「話すこと」が[やりとり]と[発表]の2領域に分けられ、4技能5領域の技能の習得、そして、検定教科書、評価も必要となった。これらの改訂に伴い、2020年度より7つの出版社から小学校高学年向けの小学校英語検定教科書が出版され使用されている。
小学校において英語の絵本を活用することは、既に研究がなされてきているが、本発表ではこれまでの研究をまとめ、2020年度から小学校高学年で使用されている教科書では実際どのような内容が盛り込まれており、今後どのように授業で取り入れて児童に指導して行ったらよいのか、検討する。


発表3:「A Personal Reflection on the Status of English in Malaysia」 Khadijah Omar(佐賀大学)
〔要旨〕
As a Malay Muslim who attended school in 1990s Malaysia, and who later trained as an English teacher, I grew up feeling that I was being tugged in different directions when it came to reconciling my use of English with my personal identity. English has occupied a shifting position in my country’s language policy ever since we gained independence in the late 1950s. In the 1970s its lofty status was demoted in favour of Malay, the national language, but it made a comeback twenty years later, rebranded as the medium of instruction for STEM subjects. This promotion lasted less than a decade; it was relegated to its original position of just another school subject following a period of intense polemic between various stakeholders. In this presentation, I will attempt to articulate my own complex thoughts regarding the many roles English has played in the nation’s education system by viewing these changes through a cultural, religious and professional lens.

事務局
原 隆幸