第253回東アジア英語教育研究会
日時:6月20日(土)15:00-16:00(予定)
場所:西南コミュニティーセンター2階会議室(〒814-8511 福岡県福岡市早良区西新6-2-92 西南学院大学東キャンパス)
参加費:500円
参加方法:参加を希望の方は、参加申込URLより、事前登録をお願いいたします。
参加申込:https://forms.gle/TASmvoxRKEXQw6Zw9
発表1:「アジアのCLILとヨーロッパのCLIL」
笹島 茂(NPO CLIL教員研修研究所、元東洋英和女学院大学)
〔要旨〕
CLILはまだ新しく進化している学習である。SLAやCLTが伝統となって半世紀が過ぎた。言語学習は、多言語多文化やAIの時代となり、その意義は大きく変化したと考える。ヨーロッパで生まれたCLILは世界に広がり、複雑な言語にかかわる統合学習と変容した。オリジナルのCLILは政策的に導入され、CEFRの具現化に貢献したが、現在はそれぞれの文脈に馴染み定着している。日本やアジアの国々でも、2010年以降からCLILは次第に普及し、EMIと同化して広がっているように思う。しかし、現状は定かではない。Languaging,
Translanguaging, Plurilingalism, Pluriculturalism, Mother tongue-based
multilingual education (MTB-MLE)などなど、応用言語学は、ダイナミックに複雑に、多様な分野を取り込み急速に変化している。本発表は、アジアの
CLILがどのように変化しているかを、ヨーロッパと比較しながら、アジアの言語教育フィールドワークと現象学的な観点から、具体的に私自身のLived
experienceをもとに論じることとする。
事務局
原 隆幸
第252回東アジア英語教育研究会
日時:4月11日(土)15:30-17:40(予定)
場所:中村学園大学2号館8階2802号教室(〒814-0198 福岡県福岡市城南区別府5-7-1)
参加費:500円
参加方法:参加を希望の方は、参加申込URLより、事前登録をお願いいたします。
参加申込:https://forms.gle/BbDnMG9aqY4fPPMp6
発表1:「大学英語教育とアルバイト現場における英語使用の乖離:学生のニーズを踏まえたビジネス英語教育の再構築」
津田 晶子(中村学園大学)、池田 祐子(中村学園大学)
〔要旨〕
本研究は、大学英語教育とアルバイト現場における英語使用の乖離を明らかにし、ビジネス英語教育への示唆を得ることを目的とする。本学のビジネス系学部である流通科学部およびフード・マネジメント学科において、①専門教員を対象とした英語教育に関する意識調査、②学生を対象とした海外滞在経験、アルバイトでの外国語使用、ビジネス英語教育への期待に関する質問紙調査を実施した。調査の結果、インバウンド需要が拡大する福岡市において、多くの学生が現場で英語を日常的に使用し、その必要性を強く認識しており、卒業後の職場でも外国語の使用必須と考えていることが明らかとなった。本発表では、これらの結果を踏まえ、学生が現場で即時に活用できる英語教材の開発について報告する。
なお、本研究は「中村学園大学教育改革支援制度の助成」を受けたものである。
発表2:「複数測定ツールを用いた海外研修プログラム成果の可視化の試み」
佐々木 有紀(中村学園大学)、木原 美樹子(中村学園大学)
〔要旨〕
本発表は、中村学園大学教育学部で2023年度より導入・実施している「グローバル教員養成プログラム(G-TEP)」の成果を複数の測定ツールを用いて検証し、プログラムの成果をどのように可視化することができるかを検討する。G-TEPは、2年次前期の「海外と日本の教育」、同後期のオーストラリア現地校における日本文化紹介授業を含む「海外教育演習」、および3年次の「在外教育実習」から構成される。参加学生の多様な視点およびグローバルな教育能力の育成を目的とする、教職課程に位置づけられた本学独自の発展的プログラムである。導入初年度(2023年度)に入学した参加学生は2年次の演習(2024年度)と3年次の実習(2025年度)を終え、2025年度末の現在、最初の課程修了者を出すことができた。そこで、G-TEPの完成年度を迎え、プログラムに参加した学生たちが①どのような特性を持つのか、②プログラムへの参加を通してどのように変化したのかを可視化するため、入学時からプログラム修了までに収集した様々なデータを比較検討する。比較する測定ツールは①TOEIC® Program
IPテスト、②GPS-Academic、③BEVI-j、④異文化対応力測定尺度(2019年度版)の4種類で、さらに質的分析の観点から参加学生のインタビューデータ等も利用する。
発表3:「TOEIC授業をどう発展させるか」
岩本 弓子(中村学園大学非常勤講師) ダルシー・デ・リント(中村学園大学非常勤講師)
〔要旨〕
本発表はTOEIC授業の実践報告である。TOEICの授業はとかく練習問題や過去問をやって答え合わせをすることに終始しがちであるが、より高いスコアを取ることのみが目的になっては本末転倒である。受講学生、受講理由が異なる二つの大学の授業の実践例を紹介し、問題点を指摘したのち、TOEIC授業を単なるスコアアップのための授業に終わらせず、それぞれの学生にあったより動機づけがしやすい授業内容にするにはどうすれば良いかを提案する。TOEIC学習は検定試験受験を目指す講座ではあるが、受験勉強の延長のような科目であり続けるのではなく、常に言葉としての英語学習であるという点を学生にも浸透させ、より広い視野に立って英語に興味を持ち、自らの専門と関連付けることで必要性を感じながら学んでいけるような姿勢を身に着けるためにはどうしたらよいかを考察していきたい。
発表4:「Gender Archetypes in English-Language Textbooks: How Are They Perceived
by Students and Teachers?」
クリス・エドルマン(武庫川女子大学)、古畑 真美(武庫川女子大学)、米田みたか(武庫川女子大学
)
〔要旨〕
Gender bias is not a new issue in Japan. It can be argued that awareness
of gender roles and identity have reached a level of awareness and consideration
not previously seen. Although there has been some research conducted regarding
gender roles and identity in textbooks, until now, has been little to no
research conducted regarding the perception of students and teachers on
archetypes presented in English language textbooks. This presentation will
discuss the results of a research project conducted throughout Japan in
the summer and fall of 2025. The discussion will be based upon the results
of questionnaires distributed to university students and teachers.
事務局
原 隆幸