2015/11/27  「支部紀要バックナンバー No.1(1996)~No.14(2009)の電子化にむけて」

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当該号掲載論文執筆者の皆様へ(PDF)
   To the author(s) of published articles:

     The JACET Kyushu-Okinawa Chapter Annual Review of English Learning and Teaching
                                          
[No.1(1996)~No.14(2009)] (PDF)

 


2015年度活動報告

第152回東アジア英語教育研究会  (→ 会員の先生方へ

  日 時:成27年4月18日(土)15:30~17:30
   場: 西南学院大学 1号館 205教室
  発表者および題目:

   (1) トーマス・ケイトン
     (中村学園大学短期大学部
        キャリア開発学科講師)

イギリス短期語学研修による英語学習効果
   (2) イイ・ソミン
     (九州大学大学院生)

ミャンマーの英語教育:現状と課題
   (3) 津田 晶子
     (中村学園大学短期大学部
        食物栄養学科准教授)
CLILで学ぶ食育

【要 旨(1)】  近年、不況などの理由により、海外の語学研修プログラムへの日本人学生の減少が問題となっている。本発表では、たとえ短期間の研修であっても、語学力が向上し、就職活動での自信につながるなど、語学研修は学生に有益な点が多いことを明らかにしたい。  (発表言語 英語)
 【要 旨(2)】  発表者は、ミャンマーのTaunggyiUniversityでMA(英語)を取得した後、ミャンマーの大学の1年生から3年生を対象にビジネス英語を教えてきた。自身の英語学習経験と大学英語教員としての経験から、ミャンマーの英語教育の現状と課題について紹介する。  (発表言語 英語)
【要 旨(3)】  発表者は、「『日本の栄養士・管理栄養士養成校における英語教育調査』(平成23~25年度科学研究費補助金基盤研究C(課題番号23520736)」の分析結果に基づき、栄養系学生のためのESPについて、カリキュラム/シラバスや教材を開発し、実用的な栄養英語の授業を展開してきた。この国内での栄養士向け英語の教授経験と、英国でのティーチャートレーニングセンターにおけるヨーロッパの教員向けCLILワークショップをもとに、大学生が専攻を問わず「英語で食育を学ぶ」CLILの授業の事例報告をする。  (発表言語 日本語)


第153回東アジア英語教育研究会  (→ 会員の先生方へ

  日 時: 平成27年5月16日(土)15:30~17:30
   場: 西南学院大学 1号館 205教室
  発表者および題目:

(1)中尾 佳代 (鹿児島高校)
中学校英語検定教科書の比較研究
   -学習指導要領中学校(外国語)に基づいて-
  (2)樋口 晶彦 (鹿児島大学) An Integrated Instruction in English for Nursing: A Case Study


第154回東アジア英語教育研究会  (→ 会員の先生方へ

  日 時: 平成27年6月20日(土)15:30~17:30
   場: 西南学院大学 1号館 205教室
  発表者および題目:

  (1) 木下 正義 大学入試センター試験(外国語・英語)に代わる業者試験の“Speaking Test”とは
     (元福岡国際大学)
  (2) 古村 由美子 『国際ビジネスプログラム』における英語教育とその効果について
     (長崎大学経済学部
       国際ビジネス教育研究センター)

【要 旨(1)】  大学入試が変われば、日本の英語教育は変わる」と吉田研作氏(文科省・外国語教育審議委員会委員長)の(朝日新聞朝刊、2014年9月9日)発言の記事を目にした。大学入試センター試験(外国語・英語)が廃止されて、英語に民間試験活用:トーフルなど、2021年目標(毎日新聞 2014年10月24日)に新テストの骨格案も提示されている。従来、大学受験に英語の「読む・聞く」だけの試験から「書く・話す」試験が追加される。特に、民間試験の「話す」試験の問題構成と評価基準が、如何になっているかを説明したい。尚、高等学校の英語の「話す」指導は、2014年から高校英語教育も「英語」では、本当に実践されているであろうか等の問題点も指摘したい。文科省は「2025年までに日本はTOEFL点数がアジア圏で1位を目指すと」掲げてが、ややその実現は疑問視される。参加者から多くのご意見を拝聴したい。
【要 旨(2)】  長崎大学経済学部では、平成24年に「経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成支援」タイプB(特色型)の採択を受け、準備期間を経て平成26年度入学生を対象に『国際ビジネスプログラム』を開始した。本プログラム構想の一部として、“Englishfor Economics Majors” (EEM)という英語プログラムを実施し、教室外ではEnglishSupport Roomにおける活動や、E-learning systemを使用したEEMプラスといった活動を行っている。本発表では本プログラムの実践事例と、TOEIC IPテスト結果の変化について報告を行う。


平成27年(2015年) JACET九州・沖縄支部総会・春季学術講演会

  日 時: 平成27年7月11日(土)
   場: 西南学院大学 2号館 202教室
         ・支部総会 : 15:10~15:50
         ・春季学術講演会 :
16:00~17:20

  講 演 者:
Scott Pugh 先生 (福岡女子大学 国際文理学部教授)

  発表題目:Making It Real: Fiction, Film, and the Teaching of English Communication Skills

【Abstract】   This presentation will be a broad-based consideration of proven methods for teaching a particular subset of the possible spectrum of English learners: Japanese university students seeking to improve their communication skills and their understanding of an English-speaking culture. New quantitative research is not presented, nor are standard references cited from the field of Teaching English as a Foreign Language. In fact, at the risk of seeming anecdotal and ad hoc before an audience of specialists, arguments will be made along the way against methodological rigidity and superficial measures said to be "objective."
  Rather, concrete suggestions will be made concerning flexible classroom activities which minimize the simulation of English communication and maximize the actual use of the language to awaken interest in how fiction and film and other symbolic systems help create the realities we all inhabit. The goal of these remarks is not to deny or denigrate the value of much TEFL research, but rather to share some considerations of classroom practices and other topics, and open up a forum for our mutual exchange of experience and opinion.

  懇親会: じゃがいも弐番館 17:30~20:00 
              会費:
4,000円
             住所:福岡市早良区西新3-12-7
             TEL:
092-822-6222

  6月26日(金)必着の支部総会・春季学術講演会・懇親会の出欠のはがきをまだ事務局に送っていただけていない方は,至急,お送り下さい。
    宜しくお願いいたします。


第155回東アジア英語教育研究会  (→ 会員の先生方へ

   特別シンポジウム「言語研究とコーパスの接点」

  日 時: 平成27年7月18日(土)15:30~17:30
   場: 西南学院大学 1号館 201教室  いつもとは違いますのでお気をつけください

    15:30~16:10 (25分発表+15分ディスカッション)
      石川慎一郎 (神戸大学大学院 国際文化学研究科教授)
       「日本人大学生は1分間にどれだけ英語を話せるか?国際比較調査から
        考える日本の英語教育の課題」


     <5分休憩>

    16:15~16:40 (15分発表+10分ディスカッション)
      張莉 (神戸大学大学院 国際文化学研究科/北京外国語大学学生)
       「中日語彙交流の歴史を考える」

    16:40~17:05 (同上)
      前浜知味 (神戸大学大学院 国際文化学研究科学生)
       「英語句動詞の使用実態について」

    17:05~17:30 (同上)
      前村水奈子 (長崎純心大学 人間文化研究科研究生)
       「コーパスに基づく関係代名詞whichの機能と修得に関する質的研究
        ―日本人英語学習者のWriting Fluencyを目指して―」


         


第157回東アジア英語教育研究会  (→ 会員の先生方へ

  日 時: 平成27年10月24日(土)15:30~17:30
   場: 西南学院大学 1号館 205教室
  発表者および題目:

  (1)柏木 哲也 (北九州市立大学)
   アウトプット活動とその効果:4技能融合型のタスクの可能性とは?
【概 要】  4技能入試が現実味を帯びてきた。ライティング活動は元来、概念を英語で「書く」ことであるが、「話す」活動であるスピーキング との融合を図るタスクの可能性を探っていく。プレゼンテーション、Dictogloss、Focus on formなど過去 のアウトプット活動とその効果及び問題点(母語干渉)を考察する。

  (2)山下 友子 (九州大学)
   乳幼児の言語発達における音声的特徴について
【概 要】  調音器官の発達に伴い、乳幼児は調音器官を自分で上手くコントロールしながら音声言語を獲得していく。本発表では、日本語もしくは英語を母語とする月齢3ヶ月から3歳の乳幼児を対象に、音声生成に関わる器官の発達と共に音声的特徴がどのように変化するのか、乳幼児の属する言語共同体にどのように影響を受けるのか、また母子間の音声コミュニケーションについて検討する。


第158回東アジア英語教育研究会  (→ 会員の先生方へ

  日 時: 平成27年11月21日(土)15:30~17:30
   場: 西南学院大学 1号館 205教室
  発表題目:韓国の教育課程と中学校教科書に関する研究
  発 表 者: 清永 克己(日新館中)

【要 旨】  韓国では、1997年に改訂された「第7次教育課程」(日本の学習指導要領に当たる)で小学校3年生から英語教育が正規科目として導入され、小学校から高校までの12年間の教育が統合された。その後、2007年、2009年に「教育課程」が改訂され、文法中心とした学習からコミュニケーションを重視した学習へと変化していった。第6次教育課程(1992-1997)から現行の2009改訂教育課程までの教育課程の変遷とそれぞれの中学1年の最初のlessonと3年生の最後のlessonのreadabilityを中心に比較研究を行った。


第23回ESP研究会
  日 時: 平成27年11月28日(土)14:00~
   場: 熊本大学 全学教育棟 3階 (B302教室
       
 ※次のサイトの「黒髪北地区」 17の建物です。

              
http://www.kumamoto-u.ac.jp/campusjouhou/kurokamikitaku

研究発表

(1)14:00-14:45

日本のESP再考
  山内 ひさ子
(元長崎県立大学)

(2)14:45-15:30

英語の授業におけるポートフォリオの活用
  吉重 美紀
(鹿屋体育大学)

(3)15:30-16:15

Developing a survey-based course for non-English majors
  Joel Hensley
(宮崎県立看護大学)

(4)16:15-17:00

留学生との交流学習プログラムと今後の課題
 
山本 佳代,荒木 瑞夫,内野富子 (宮崎大学)

(5)17:00-17:45

宮崎大学医学部と台湾高雄医科大学とのオンラインを利用した
                 英語ライティング教育について(仮題)
  
横山 彰三 (宮崎大学)

  ◎研究会参加費 無料 (どなたでも参加頂けます。)

  懇親会(情報交換会) 19:00~

   詳細については、後日お知らせします。
   
ご参加ご希望の方は、11月14日(土)まで安浪宛にご連絡下さい。

  宿泊施設(熊本大学内厚生施設) 「くすの木会館」 洋室シングル 1泊 2,900円 5部屋空いています。
   
ご希望の方は先着順で受け付けます。
    熊本市内のホテルは、満室または高い料金設定になっています。

  連絡先 安浪誠祐 (熊本大学)   yasunami@kumamoto-u.ac.jp


平成27年(2015) 秋季学術講演会

  日 時: 2015年12月5日(土)13:00~14:30
  会 場: 西南学院大学 2号館202教室
  講 師: 根岸 雅史 先生 (東京外国語大学大学院 総合国際学術研究院 言語文化部門 教授)
  タイトル:大学入試改革のWHYとHOW?

出席予定の方へ

 資料準備等のため、事前メールをお願い致します。
   連絡先: k4883743@kadai.jp
          (subject: “2015 JACET ASL at Seinan”11/30 Mon. 18:00締切)



第159回東アジア英語教育研究会  (→ 会員の先生方へ

  日 時: 平成27年12月12日(土)15:30~17:30
   場: 西南学院大学 1号館 205教室
  発表テーマ:産出技能の育成に向けた新しい英語指導の取り組み

発 表 者: 田地野 彰 (京都大学)
金丸 敏幸 (京都大学)
高橋 幸
(京都大学)
笹尾 洋介 (豊橋技術科学大学)
加藤 由崇 (京都大学院生)
坂本 輝世 (京都大学院生)
ピアース、ダニエル(京都大学院生)

  懇親会: じゃがいも弐番館 TEL: 092-822-6222
              時間: 18:00~
             
会費: 5,000円
          忘年会にご参加される方は、12月7日(月)までにお知らせください。


第160回東アジア英語教育研究会  (→ 会員の先生方へ

  日 時: 平成28年1月23日(土)15:30~17:30
   場: 西南学院大学 1号館 205教室
  発表者および題目:

  (1)原 隆幸 (鹿児島大学)
   台湾における大学卒業条件としての英語力
【概 要】  近年東アジアでは、大学生に対し英語力強化の傾向にある。例えば、韓国では学生に英語による授業を履修することを求め、中国では国家レベルの英語試験を作成し実施しており、台湾では各大学が英語力証明の条件を指定している。そこで本発表では台湾を取り上げ、大学卒業条件としての英語力を考察する。そのために、まず台湾における英語教育政策と大学英語教育の現状をとらえる。次にいくつかの大学の卒業条件としての英語力を概観し、最後に条件の1つとして用いられている全民英検を考察する。

  (2)徳永 美紀 ・ 林 幸代 (福岡大学 言語教育研究センター)
   日本人大学生の英文法知識と産出能力
【概 要】  本研究は、英文法ルールテスト、日本語訳付文法性判断テスト、短文日英翻訳テスト(筆記・口頭)、及び絵描写テスト(口頭)を使用し、日本人大学生の英文法知識と産出能力の差を検証しようとするものである。今回は約500名を対象に実施した、文法ルールテスト、日本語訳付文法性判断テスト、および短文日英翻訳テスト(筆記)の結果を主に報告する。