2009年度 秋季学術講演会

JACET九州・沖縄支部 & LET九州・沖縄支部共催


「いま言語評価を考える」


講演者:小林 美代子先生

(熊本大学大学院社会文化科学研究科教授)



日 時:

2009年11月7日(土)16:00〜17:30
                  (開演15分前より開場・受付開始)

会 場:

西南学院大学 2号館403教室 (会場校HP)

参加費:

無料

懇親会:

18:30より博多駅前「竹茂(ちくも)」にて行います。
会費は4,000円(実費, 飲み物代込)です。
小林先生もご参加下さる予定です。皆様お気軽にご参加下さい。

申込み:

必要ありません。当日受付を済ませてご入場ください。
懇親会にご参加を希望される方は、JACET九州・沖縄支部事務局
jimu-ko@n-junshin.ac.jp)まで10月30日(金)までにお知らせ下さい。



概 要 (発表言語:日本語)

 国連国際言語年の2008年には、The Social and Educational Impact of Language Assessmentというテーマの下、ヨーロッパ言語評価者会議の国際大会(ALTE2008)が英国ケンブリッジ大学において開催された。この大会テーマからもわかる通り、現在のヨーロッパでは、言語評価が社会や教育に与える影響、評価の使用目的や結果の解釈の持つ意味、評価の倫理や説明責任といった事柄が大きな関心事となっており、まさにMessick(1989)の提唱する結果的妥当性が議論の焦点となっていることが窺われる。本発表では、この大会の研究発表概要、特に基調講演の概要に触れながら、ヨーロッパの言語評価研究の一端を紹介し、日本の言語評価研究及び実践への示唆を探求する。

講演者紹介


小林 美代子先生

  熊本大学大学院社会文化科学研究科教授(2009年10月1日より)。東京都内の中学・高校の英語教員を経た後、英国に留学。千葉大学(教育学修士)、ロンドン大学(英語教育学修士)取得。1995年博士号取得(英国テムズバレー大学)。1996年より英国ウォーリック大学英語指導者教育センター講師。滞英13年半の後、2002年9月より、神田外語大学大学院助教授・教授。専門は言語評価論、英語教育学。2004年3月、国際言語テスト学会最優秀論文賞を受賞。国内外の学会及びセミナーにて、活発に研究発表・講演活動を行う。著書『聞ける!話せる!3ヵ月英語力トレーニング』(研究社)、Hitting the Mark (Peter Lang)。現在、学術振興会研究補助金による「早期英語教育指導者の研修と養成に関する総合的研究」の研究代表者として、プロジェクトを遂行中。